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自宅でできるムダ毛処理の方法として、ワックス脱毛があります。ワックス脱毛や除毛クリームではどのような処理ができ、どの程度効果を持続できるのでしょうか? ワックス脱毛や除毛クリームのメリットとデメリットを知って、肌へのダメージを最小限に押さえた使い方をしましょう。
ワックス脱毛というのは、とろみがある液体の「ワックス」をムダ毛処理したい部位に塗り、時間を置いてから剥がすことで毛を抜く方法です。
カミソリとは違い毛根から毛を抜くため、すぐに新しい毛が生えそろうことがなく、生えてくる毛もカミソリで剃ったときのようなチクチクとした感触がありません。
すべすべの状態を維持するためには、月に1回程度はワックス脱毛をしなければならず、コツをつかんでいないと強い痛みを伴うことがあることから、自宅ではなくエステサロンで受ける方もいます。
ワックス脱毛と似たようなムダ毛処理法に、除毛クリームがあります。
除毛クリームとは、アルカリ性の化学物質が含まれたクリームを処理したい部位に塗り、時間を置いてからふき取ったり洗い流したりすることで、毛を溶かす方法です。ワックス脱毛と違って痛みがなく、肌に合わない場合を除き特に傷ができることがありません。
ただし、ワックス脱毛は毛根から毛を引き抜きますが、除毛クリームはあくまでも皮膚表面の毛を取り除くだけに留まります。
ワックス脱毛は毛を引き抜く処理法なので、毛抜きで処理したときと似たようなリスクが考えられます。ワックス脱毛一本ずつではなく広範囲の毛を一気に引き抜くので痛みを伴います。処理後は毛穴が開いた状態になっているため、そこから細菌などが入り化膿を起こしてしまう可能性もあるでしょう。
また、埋没毛ができやすいのもワックス脱毛のデメリット。無理矢理毛を引き抜くと、毛穴の中と周辺が傷付いてしまい、皮膚を守るために膜を張ろうとします。すると新しい毛が皮膚から出ることができなくなり、中で成長してしまうのです。美しくなるためにワックス脱毛をしているのに、腕や脚に黒いプツプツができてしまっては元も子もありません。
除毛クリームのリスクは、毛を溶かすクリームが皮膚にも刺激を与えるため、肌が弱い方は肌荒れを起こす可能性がある点です。さらに皮膚の表面に出ている毛だけを処理するためすぐに新しい毛が生え、繰り返し除毛クリームを使えばより肌への刺激は高くなってしまいます。
除毛クリームはアレルギー反応を起こす恐れもあるため、必ずパッチテストを行うように、肌に傷やできものがある場合の使用は避けるようにしましょう。
ワックスやクリームを塗ることで毛を取り除く「ワックス脱毛」と「除毛クリーム」の持続効果には、大きな違いがあります。
除毛クリームは、皮膚表面に出ている毛を処理するだけのものなので、個人差はありますが、数日後には新しい毛が生えてくることが考えられます。
ワックス脱毛は毛根から引き抜いているため、一度処理をすると皮膚表面から毛が出てくるまでには基本的に数週間を要します。ただし除毛クリームよりも持続効果は長いとはいえ、ワックス脱毛も毛を生みだす毛乳頭を破壊する処理法ではないため、繰り返し処理を行う必要があります。
ワックス脱毛や除毛クリームは、自宅で簡単にできるという点では優れた方法ですが、デメリットやリスクもあります。毛を処理する上である程度の効果は期待できますが、毛が完全になくなる、といった過度な期待は禁物です。
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